top of page

更新日:2021年12月9日


場所:自宅(オンライン会議)

使用ツール:Zoom

報告者:上地 顕永、肖 澤宇、喜多 錬二郎、美留座 愛真理

参加者:イニシャル、黒田 彩斗、大崎 成、飯田 崚介、外河 柊人、桐生 勇一、白濱 怜太

    呂、坂東 亘、笹岡 裕生


 ゼミ定番活動である卒論プレ発表会は、通常の場合だと対面式で行いますが、今年コロナウイルスの影響により、Zoomを使って自宅で行う形になりました。卒論プレ発表会は全部13人が発表する予定ですので、記事を3期分けて紹介していきたいと思います。



上地 顕永『格差社会に苦しむ人々』

 沖縄県の出身である上地君は、沖縄が抱える課題について興味を持って、「格差問題」が中心となる卒論を書くと決めました。

 日本全国と比べて、沖縄の経済格差が大きい県として知られています。そこで、格差が起きる要因、貧困の構造などを踏まえて、沖縄将来の歩む道を探したいです。


肖 澤宇『キャッシュレス決済の現状と未来』

 中国深センの出身である私は、キャッシュレス決済が深く人々の生活に浸透していた環境から日本に来た時、周りの人たちはあまりキャッシュレス使わないという状況を気付くようになり、「なぜ日本人たちは現金の方が好きか、なぜキャッシュレスを使いたくないか」などの疑問を抱いて、原因を知りたいと思いながら卒論のテーマにしました。

 日本と中国、キャッシュレス普及の経緯、推進が遅い原因、将来のあるべき姿などを調査しながら、人々は将来キャッシュレスとどう向き合うかを分析したいと思います。


喜多 錬二郎『地域による組織の違い』

 組織構造について、場所によって構造が違うことがあると考えながら、「地域による組織構造の差が生まれれば、その地域による差はどのような理由があるのだろうか」などが気になったので、「地域による組織構造の差」を主軸となる卒論を書くと決めました。

 採用や人事について、日本、アメリカ、ドイツ、三ッ国の状況を見ながらそれぞれのメリット、デメリットを分析した上で、海外と日本の組織構造による差(違い)を掘り出し、このような違いを引き起こした理由を探したいです。



美留座 愛真理『従業員にとって働きやすい組織とは何か』

 ティール組織についての論文を皆さんとディスカッションして、「企業とは人で成り立っており、そこで働いている人たちが生き生きと働くことで、イノベーションが生まれ、企業の活性化につながっていく」と知りましたが、周囲を見渡してみると、実際にそうではないと気づきました。生気のない顔で仕事に取り組んでいる人がかなり多く、「毎日やりがいがない、トップダウンが当たり前、仕事に愛着がない」など、こうしたことが頻繁にあると考えます。そこで、「誰もがやりがい持って仕事ができる組織とは何か」という疑問が生まれ、五つの組織モデルに焦点を当て、卒論のテーマにしました。

 現代の多くの企業で取られている組織形態のオレンジ、グリーン、ティールの三つの組織に焦点を当て、従業員にとって働きやすい組織とはどんな組織なのか、または「どうやってティール組織を作って行くか」など、事例分析を踏まえながら研究したいです。



文責:肖 澤宇

最終編集:肖 澤宇

日程:2021.3.8

場所:自宅(オンライン会議)

使用ツール:Zoom

参加者:2年生・3年生・4年生


 今年コロナの影響により、定番活動である春合宿は通常通りではなく、オンライン形式で行い、ナレッジワーカーとして、時代と共に新しい働き方であるテレワークを先行しました。


①輪読:【広井良典「ポスト資本主義」岩波新書】


 輪読は、3年生全体が担当し、三つの班に分けて行いました。各班は担当する内容について自分の考えを述べ、先生からもたくさんの意見をもらいました。ナレッジワーカーとして、お互いに意見や考えを交換し、様々な視点から人間や社会、未来の発展について勉強しました。


②写真交流会(レクレーション)

 写真交流会は、全員を含め、2年生と3年生は「春休みを象徴する写真」を展示し、4年生は「大学生活4年間を象徴する写真」を展示する形で行いました。写真の説明は1~3分の間に設定しましたが、見たこともない光景ばかりで、見聞が非常に広がった気がします!

 2021 年 2 月 8 日(月)に行われた卒論発表会では4年生6名の発表者が各々の卒業論文報告しました。流れとしては参加者の一言紹介から始まり3名の発表者が報告した後、昼休憩を挟み後半の3名が報告をしました。その後、OB、後輩、4年生の全体講評を行い、閉会の辞で閉めるといった形でした。また、OBの藤田さんからは4年生個人個人に向けて社会人としての経験に基づいたアドバイスをして頂き、後輩である自分達にとっても就活に向けての参考となる貴重な体験となりました。


概要

日時:2021年2月8日(月)、AM10:00~PM16:30

場所:各自自宅で参加

発表者:荒川ゼミナール 4 年生・研究生

    邑樂滉一郎、熊倉稜、田中日奈子、中村尚希、真島郁磨、吉澤拓也

形式:発表者6名、1人当たり30分、質疑応答10分

   Zoomオンライン会議、PowerPointを使用


スケジュール

10:00-10:30 開会宣言 参加者紹介・一言挨拶

10:30-12:30 卒論報告(3 名予定)

12:30-13:30 昼休み(有志はオンライン・ランチ)

13:30-15:30 卒論報告(3 名予定)

15:30-15:45 休憩

15:45-16:15 全体講評(OB、後輩、4 年生の感想)

16:15-16:30 閉会の辞


「パンデミック後の村社会」についての考え

 新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るう中、村社会の定義、地方と都市の比較、人間関係など様々な観点で考察し、パンデミックが村社会に与える影響と今後の地方のあり方について考えるという内容でした。

 村とは、各家が互いの労働力を集め、連携することによって、環境条件を整えていくための社会有機体であり、村社会とはそれに対する帰属意識の強さが原因で同調圧力や相互監視が生まれている社会のことであります。近年、インターネットの発達により従来コミュニティと一方的な受発信のコミュニティが両立する空間の中に村社会は無数にできています。しかし、一方的な受発信のコミュニティや匿名性を有する組織では危機を乗り越えることが難しく、大きなコミュニティほど崩壊からの再生するのも難しい。それに対し、小さく閉鎖的である村コミュニティは顔を合わせ協働することができ、制度や精神が浸透しているため、パンデミックなどの危機が起きた時には課題解決力や再生力があります。

 今後の現代社会では大きな一つの組織を作るのではなく、小さな組織を集約した社会構造を作ることでパンデミック後や未曾有の危機を迎えたときに、再生可能、持続可能な社会になります。





「スーパーマーケットの働き方改革」についての考え

 普段私たちの生活の身近にあるスーパーが、卒論のテーマというのは非常に興味を持ちました。スーパーでの人手不足、働く人の負担の解消といった問題を見て、様々な視点で解決していく内容です。

 こういった深刻な人手不足という社会環境の激変は、ワーク・ライフ・バランスや女性活躍推進には、短期的にはマイナスに作用しやすいと考えました。人手不足の解消に挙げられた代表的な案は、機械を導入するといった案であります。この案はとても良い案であり、実際にセルフ式でレジが行われているスーパーは少なくありません。だが機械が主に主流になってしまえば、失業者が増えてしまうのではないかと思いました。人手不足という問題は機械だけでは解決しないと考えました。なぜ人手不足なのかという問題を考える必要があります。挙げられるのがスーパーで働く人の負担の解消であります。パートやバイトはレジなどの職種が少ないことが聞いていて、働く人の負担は労働・賃金・職場環境が挙げられます。労働内容がきつく続かない人が多く人手が足りないといった問題であります。賃金は主に主婦パートタイマーの処遇格差であり、正社員との賃金格差が広がり、職務と処遇の不均衡が拡大しているのが問題です。こういった問題の対応は受領戦略と抵抗戦略の2つのタイプがあるのだとわかりました。

 最後の職場環境は働きやすい職場にすることであり、これは人手不足の中で最も重要な課題だと思いました。スーパーの中で一番有名なヤオコーは、日本一元気なスーパーでパートが働きやすい環境であります。パートが働きやすく自由度が効くことから、長く働き続けられるのだとわかりました。身近にあるスーパーをテーマに様々な問題点を挙げ、そこから更に疑問を作り調べていく内容でとても興味深い内容だと思いました。ただ解決するだけでなく、そこから違う視点で考えられているのがとても感心しました。


文責:飯田、桐生、外河

最終編集:肖 澤宇

bottom of page