第二回擬似フィールドワーク「NECネッツエスアイ」
- 肖 澤宇
- 2021年1月14日
- 読了時間: 4分
更新日:2021年3月5日
コロナ禍に対応したフィールドワーク
2020年、コロナウィルス流行の影響によりフィールドワークを行うことができません。そこで、荒川ゼミ第3期生は、荒川先生が担当しているKGUキャリアデザインの授業の企業講演に参加させていただく形で「疑似フィールドワーク」を行いました。オンライン会議の形で、未来の主流となる「テレワーク」を情報・通信業の最先端を行くNECネッツエスアイ様と行えることは、これからの働き方を考える貴重な経験でした。
講演:NECネッツエスアイ(株)様
NECネッツエスアイ様に事業紹介の講演及びオンラインでのオフィス見学をしていただきました。荒川ゼミでは、疑似フィールドワークと想定して、オンライン講演を視聴し、調査・記録しました。以下の記録メモを公開します。
【概要】
日時:2020年12月15日
場所:各自、自宅
形式:ZOOM会議(テレワーク)
講演者:鈴木正人様(コーポレートコミュニケーション部 サステナビリティ・SDGs推進グループ)
清水洋輝様(ビジネスデザイン総括本部)
事業内容
1953年に電気通信工事会社として創業以来、時代や技術の変化とともに事業領域を拡大してきた。現在では、企業、通信事業者、官公庁・インフラ事業者等の幅広いお客様に対し、様々な機器やソフトウェア、ネットワーク、サービス、さらには最先端/ベンチャー技術までを組み合わせ、コミュニケーションに関わる様々なシステム、サービスを利用者に最適の形に構築するとともに、運用・監視、保守、アウトソリューシング等の各種サービスまで総合的に提供している。

1.デジタルソリューション事業
企業のネットワークやIT等、業務に必要な様々なICTのシステムやサービスを提供している。
2.ネットワークインフラ事業
通信事業者のネットワークや、官庁・自治体、放送事業者、道路・鉄道事業者等の社会を支えるICTインフラ等、日々の暮らしに安心で快適な暮らしを支えている
3.エンジニアリング&サポートサービス事業
万全なサービス体制でシステム、サービスの安心・安全を支えるとともに、世界のインフラづくりに取り組んでいる。
特徴
NECネッツエスアイではニューノーマル宣言(働き方改革)の取り組みに注力&実現している。以下にそれらを紹介していく。
1.「分散型ワーク」
各地方にサテライトオフィスを置くことにより、社員がその日の業務に合わせた場所で働く事が可能になり、通勤時間は約30分以内で社員にとって働きやすい環境を整えている。
また、首都圏で集中的に働くことを避ける為、新型コロナウィルスの感染リスクを回避にも繋げている。
2.「リアルを超えるテレワーク」
・社員の働く場所は各自で選択することが可能。自分の体調や予定などをチームメンバーと共有できる。
・必要な時にすぐチームメンバーと相談できるようなシステム環境が整っている。
・バーチャルオフィスとして、いつでもすぐに会議を繋ぐ事が可能。
・自動レポート作成を利用し上司やチームメンバーに情報を自動ですぐに引き継ぎをするこ
とができ、意思決定のスピードアップを実現している。


3.「オフィスの無駄の無い工夫」
・営業部と技術開発部の部屋を合同化することによって双方のコミュニケーションを取りやすい場所を与えることによって、更なる仕事への効率化を図っている。
・紙媒体は情報量が制限されることで紙媒体から電子媒体への切り替えを実現している。
・オフィス内の無線を活用し、社内のモバイルと連動させることで上司や仲間がオフィスのどこにいるのか把握でき、オフィスの最適化を図っている。
・自律走行案内ロボットを導入しており、自動運転によるオフィスの案内役として活用さている。
情報通信業界の先駆け
2019年度のデータを振り返ると、NECネッツエスアイの最新売上高は2779億円。業界内でのランキングは第10位ではあるが、直近3年間での成長率は107.77%と上昇傾向であるのが分かっている。
新型コロナウィルスの影響により、世界中の生活様式が変化している中でもオンラインでの会議、授業などには変化が見え、IT関連の技術が必要不可欠となっている。その中でもNECネッツエスアイはコロナが流行する前からこれらITに関連する事業を行っていたこともあり、今後の社会を作っていく先駆けとも言える立ち位置にいるのだと感じた。
(参考データのURL:https://career-books.com/stc3492-sales/)
(文責:坂東亘、上地顕永、黒田彩斗)
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